引越しにはの3つの費用がかかります。
同じ家賃の物件へ1年で引越した場合の損失を計算して表にしました。
家賃 初期費用 引越し費用 退去費用 合計損失額
5万円 20~25万円 5万円 5万円 30~35万円
6万円 24~30万円 5万円 5万円 34~40万円
7万円 28~35万円 5万円 5万円 38~45万円
8万円 32~40万円 5万円 5万円 42~50万円
9万円 36~45万円 5万円 5万円 46~55万円
10万円 40~50万円 5万円 5万円 50~60万円
これは平均相場ですが、引越しで最低数十万円の損失が出ることがわかります。
特に高いのが新しい部屋の初期費用です。この費用をどれだけ抑えられるかで損失額も変わります。
「引越し貧乏」という言葉があるように、想像以上の費用がかかり、ある程度の貯金も必要です。
しかし、不満がある物件から早めに引越し、次の物件に長く住む方針であれば、将来的な費用は大きく変わらないとも言えます。
短期的に見ると損しているだけです。
次に、退去時にかかる3項目を詳しく解説します。
現在の物件の退去費用
これは「アトムくん」が行った男女200人の退去費用アンケート結果です。
間取り 退去費用の平均額
ワンルーム/1K/1DK/1LDK 49,980円
2K/2DK/2LDK 79,924円
3DK/3LDK/4K~4LDK 90,139円
ワンルームや1Kの退去費用相場は約50,000円です。
これには1DKや1LDKも含まれており、ワンルームは実際にはもう少し安いことが多いです。
新しい物件の初期費用
初期費用は家賃の4~5ヶ月分が相場です。
前家賃 60,000円
敷金 60,000円
礼金 60,000円
仲介手数料 64,800円
火災保険料 15,000円
鍵交換費用 15,000円
事務手数料 5,000円
合計 279,800円
初期費用は物件によって大きく異なるので、あくまで目安です。
例えば、敷金、礼金、仲介手数料が不要な物件では、初期費用が大幅に安くなります。
逆に、保証人がいない場合や保証会社の利用が条件の物件では、保証会社利用料として賃料の約50%が加算され、初期費用が高くなることもあります。
また、不動産会社によってはやなどのオプション料金が発生することがあります。
これらの費用は不動産会社が独自に行うサービスで、同じ物件でも会社によって異なります。初期費用を抑えたい場合は、これらのオプション料金を断ることを検討しましょう。
引っ越し業者依頼費用
引っ越し業者への支払いは、荷物の量、引っ越しの時期、距離によって変わります。
一人暮らしの場合、平均で約5万円前後が目安です。
2018年11月の「SUUMO引越し見積もり」の口コミデータによると、荷物が多いほど料金が高くなる傾向があります。
時期 単身(荷物小) 単身(荷物大)
1月 47,189円 64,776円
2月 48,617円 62,694円
3月 58,168円 87,643円
4月 55,010円 81,943円
5月 50,365円 66,955円
6月 50,193円 63,121円
7月 48,053円 67,773円
8月 45,746円 58,447円
9月 49,332円 59,896円
10月 45,989円 62,489円
11月 47,022円 56,935円
12月 45,033円 64,202円
繁忙期の3月と4月は、引越し件数が多く、料金も高くなります。
引っ越し費用を抑えたい場合は、3月~4月の引っ越しを避け、荷物を最小限にし、可能であれば自力での引越しを検討すると良いでしょう。
自力での引越しは、重い荷物を運ぶため、追加の人手が必要になります。
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