引越し業者に頼むと、荷物の運搬を彼らがすべてやってくれるので、心配する必要はありません。
しかし、自分で引越しをする場合は、事情が異なります。
荷物の積み込みや降ろしはかなりの労力を要しますし、引越し先で駐車場所が見つからないこともよくあります。
私も何度か引越しを経験しましたが、その中には駐車場所の不足に苦労したこともあります。そんな時の対処法を、私の経験に基づいてお伝えします。
路上駐車時の罰金や減点について
たとえ人通りが少ない場所でも、駐車禁止とされている道は多く、停車は許されても駐車は認められないことがあります。
引越し作業中であっても、短時間の駐車で駐禁違反になるリスクがあるので気をつけましょう。
駐車禁止の標識がない場所では、他の車の邪魔にならないように道の端に停めるのが良いでしょう。
引越しは新しい地域の道路に慣れていないため、事前の確認が大切です。
警察による罰金や減点の詳細は以下の通りです。
違反金 | 駐車禁止エリアの減点数 | 駐停車禁止エリアの減点数 | |
大型車 | 12,000円~15,000円 | 1点 | 2点 |
普通車 | 10,000円~12,000円 | 1点 | 2点 |
駐車禁止エリアに停めると1点減点され、駐停車禁止エリアでは2点減点されます。
駐停車禁止の場合、大型車で15,000円、普通車でも12,000円の罰金が課されます。
罰金が高額なだけでなく、点数の減少も大きな痛手になるため、特に注意が必要です。
実際の駐車方法に関するアドバイス
以下は、私の経験をもとにした、効果的な駐車方法についての提案です。
1.物件の敷地内で駐車する
物件には建物以外にも敷地が設けられていることが多く、この余ったスペースに駐車する方法があります。
敷地内であれば私有地になるため、通常警察の介入はありません。
私がよく行っていたのは、物件と道路の境界ギリギリに駐車する方法です。
ただし、道路にはみ出さないように注意が必要です。
2.物件の駐車場を使う
これは微妙な方法かもしれませんが、物件に駐車場がある場合、一時的に利用することが可能です。
通常は契約が必要ですが、荷物の積み下ろしのためだけなら許されることもあります。
ただし、他の利用者の邪魔にならないようにし、必要に応じて速やかに移動できるようにしてください。
3.近くのコインパーキングを使う
最も適切なのは、近くのコインパーキングを利用することです。
私自身は実際には使ったことがありませんが、物件から近ければ便利です。
料金はかかりますが、違反の心配がなく、他人に迷惑をかけることもありません。
運搬距離が長い場合はキャスターカートが役立ちます。
4.物件の前で路上駐車する
引っ越し業者がよく使う方法です。
大通りであっても、荷物の運搬中は停車と見なされます。
ただし、「5分以内に車を動かせる状態」を保つことが重要です。
時間を超えると駐車とみなされ、違反切符を切られるリスクがあります。
5.近くの店舗の駐車場を利用する
近隣の店舗がある場合、一時的に駐車スペースを借りる方法も考えられます。
基本的には違反となる可能性があるため、注意が必要です。
私が学生時代にやった方法ですが、店舗の利用の際に一時的な駐車の許可を求めることが望ましいです。
6.警察に事前に許可をもらう
最も確実な方法は、警察に事前に駐車許可を申請することです。
これはあまり知られていませんが、特定の条件下では駐車禁止区域でも駐車が可能になります。
申請に必要なものは、駐車許可申請書、周辺の見取り図(GoogleマップのプリントアウトでOK)、駐車の理由、自動車検査証、身分証、運転免許証のコピーなどです。
申請は警察署で行い、必要な書類を添えて提出します。通常、承認までには約1週間かかるため、引越しの少なくとも1週間前に手続きを始めることが望ましいです。
このように、自分で引越しを行う際には駐車スペースが不足することが多いため、上記のようなさまざまな方法を検討し、最適な対応策を見つけることが重要です。
法的なトラブルを避けるためにも、各方法のリスクを理解し、必要に応じて事前に許可を得ることをお勧めします。
引越し作業を楽にするためのヒント
自分だけで引越しをする場合、荷物の運搬は大きな課題です。
普通、友人や家族の助けを借りることが多いですが、助けがいるかどうかで駐車方法も変わってきます。
例えば、常に誰かが車のそばにいることで、駐車違反のリスクを減らせます。
荷物の積み下ろしは短時間なら通常問題ないとされていますが、最近では短時間でも違反となることがあります。
運転手がすぐに車を動かせる状態ならば、停車とみなされやすいです。
物件の近くで短時間停車して荷物を運ぶことは可能ですが、迅速に作業を終わらせることが肝心です。
管理会社や営業マンに相談
引越し時の駐車については、物件を管理している会社や営業マンに事前に相談するのが効果的です。
「引越し時の駐車場所はどこが良いか」と尋ねることで、一時的な駐車許可を得られる可能性があります。
まとめ
引越しの際の荷卸しは通常「停車」と見なされます。
公道にはみ出さなければ、違反になることは少ないです。
駐車場所については、管理会社に尋ねるのがベストです。
駐車禁止エリアでも警察の許可があれば引越し作業が可能です。
駐車場所がない場合は、近くのパーキングを利用することが安全です。
経験上、引越しの際の駐車で大きなトラブルになることは少ないですが、いつも注意深く場所を選ぶ必要があります。
「大丈夫だろう」と思って安易に駐車するとリスクを伴います。近くの店を利用する場合は、事前に許可を取ることが推奨されます。
これらのアドバイスが、引越しの際にお役立ていただければ幸いです。
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